教育機関の活用事例
情報科学専門学校
社会に出る直前の総まとめとして活用
学生の自信と安心感につながる“現代の”ビジネスマナー教育
これから社会へ羽ばたく学生に、ビジネスマナーの復習機会を。情報科学専門学校では、2024年度からビジネス科にて「令和のマナー検定」を授業に採用しました。検定対策にとどまらず、実践的な課題を取り入れることで、学生が自信をもって社会へ踏み出せるよう導いています。
その導入背景や授業の進め方、学生の反応についてお話を伺いました。
「令和のマナー検定」導入のきっかけを教えてください
実務に直結するICTスキル(Officeの利用スキル等)に加え、簿記・マーケティング・サービス接遇といった各分野のビジネス知識やマナーを学べるビジネス科では、1年次から「秘書検定」などオフィス業務を支える資格を通してビジネスマナー教育を行っています。その一方で、ビジネス科では以前から、学生が社会に出る直前のタイミングでこれまで学んできたビジネスマナーを復習できる機会を設けたいと考えていました。就職活動を終え、卒業・就職を目前に控えた段階で学びを「総まとめ」することは、社会に出る前の自信や安心感につながる重要なプロセスだと感じていたからです。
そうしたなかで出会ったのが「令和のマナー検定」です。検定や公式テキストの内容・レベル感を確認した結果、今までに学んだビジネスマナーのおさらいとして学習するのにちょうどよい難易度で、努力をすれば確実に合格につながる内容である点、テレワークやハラスメントなど現代的でタイムリーなテーマが含まれている点も本科の学生に適していると思い、2年次の選択科目として正式に導入を決めました。
授業はどのように進めていますか?
授業は基本的に検定の公式テキストに沿って進めていますが、単なる検定対策にとどまらないよう工夫しています。たとえば自己紹介をテーマにした単元では、学生自身が1分間の自己紹介を考えて発表するなど、社会に出た後を意識した実践的な課題を取り入れています。最終的には学内での受験を通して理解度をチェック。学習成果を可視化できる点で、検定は有効なツールとなっています。昨年度はビジネス科の各コースから、計40名の学生が履修しました。
現在は複数の検定の授業から好きなものを選択できる仕組みを採用しており、秘書検定の上位級や電話応対系の検定など、学生一人ひとりの状況や興味・関心に応じて選べるようにしています。「令和のマナー検定」もその選択肢の一つです。加えて、本校では「令和のマナー検定」と同じくオデッセイ コミュニケーションズが運営する「MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)」も長年授業で採用しています。MOSに合格していると受験料が割引になる制度があるのも、受験のハードルが下がるという点でメリットだと思っています。
受講した学生の反応はいかがですか?
学生からは全体として前向きな反応が多く寄せられています。授業アンケートでは、「より深いビジネスマナーの知識を身につけることができた」「他のビジネスマナー系の検定とは違う現代のマナーを学べて、就職への不安感が減った」といった感想も見られ、卒業を控えた時期だからこそ学びの実感を得やすい内容になっていると感じています。とくにハラスメントや現代的なコミュニケーションに関する項目については、学生にとって身近なテーマとして受け止められているようです。単なる形式的なマナーではなく、社会人としての考え方や姿勢を見直す機会になっている点は、大きな効果だと考えています。
また、試験の出題内容がテキストに即しているため、「きちんと授業を受けて学習すれば合格できる」という安心感があり、資格試験に対する苦手意識を持つ学生でもポジティブに取り組めています。実際、導入を開始した2024年度に受講・受験した学生は全員合格しており、そうした成功体験が自信につながったという声も聞かれました。
これから社会に出る学生にとって、ビジネスマナーの学習はどんな意味を持つと思いますか?
社会に出る直前の学生にとって、ビジネスマナーの学習はただの知識の確認ではなく、「社会人としての自分を意識するきっかけ」になると考えています。内定が決まり、学生生活の終わりが見えてくる時期だからこそ、自分の立ち居振る舞いや言動を客観的に見直すことには大きな意味があります。
また、マナーを学ぶことの本質は「正解を覚えること」ではなく、相手を尊重し、状況に応じて考え行動する力を養うことにあります。検定という指標があることで、学生は自然と集中して学習に向き合い、自分なりの理解を深められているように感じます。
「令和のマナー検定」は、そうした学びを社会に出る前に復習・整理し、自信をもって次のステージへ進むための確認の場として機能しています。本校では今後も、検定合格そのものを目的とするのではなく、学生一人ひとりが社会人としてのスタートを安心して切れるよう支援するツールの一つとして活用していきたいと思っています。
※掲載内容は、2025年12月取材時のものです。
学校情報
- 学校法人岩崎学園 情報科学専門学校
- 所在地 :神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町2-17
- 設 立 :1983年(昭和58年)
- 在学生数:1,162名 ※2025年5月1日時点
- 学 科:情報セキュリティ学科、実践AI科、先端ITシステム科、情報処理科、実践IoT科、Web技術科、ITライセンス科、ビジネス科
情報セキュリティ、AI、IoT、Web、情報処理といったIT分野を学べるIT系学科に加え、さまざまな分野のビジネススキルを学べるビジネス科も設置し、幅広い教育を行う専門学校。文部科学大臣認定「職業実践専門課程」認定校として、企業とも連携しながら実践的なカリキュラムを展開する。ビジネス科では「一般事務・秘書コース」「経営ビジネスコース」「簿記・会計コース」「IT活用コース」など、各分野に特化したビジネス教育を受けられるコースを用意。各種資格取得支援や就職サポート体制も充実しており、技術力とビジネス理解の双方を備え、社会で即戦力として活躍できる人材の育成を推進している。
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