[第1話]苦手な固定電話、会社の電話応対に慣れるコツは?
今回のテーマ
電話応対への苦手意識を克服しよう!
社内に鳴り響く電話
RRRRR…… RRRRR……
……。(ああ、電話が鳴ってる…)
……。(早く誰か取ってくれないかな…)
大変お待たせいたしました。ABC物産でございます。……
(ホッ…)
―― 数分後 ――
坪田くん、高杉さん、二人とも電話が鳴ったら2コール以内※には取らないと。いつまでも電話に慣れないことになるわよ。
※職場によってコール数が決められていることがあります。
はい…。わかってはいるのですが、実は私、固定電話を触ったことがないのです…。
えっ?!
慣れない固定電話への苦手意識
実家では電話が鳴っても、留守電に切り替わってから、知り合いだと確認できたら母が出ていました。詐欺の心配もあるので、私は出なくてよいと言われました。
あ、僕も同じです。バイト先でも店長がすべて電話の応対をしてくれていました。一度も固定電話の使い方を習ったことがないんです。
だから、知らない人と話す電話が怖くて…。
ああ…、そうだったのね。私が学生のころと違うのね。
今はオレオレ詐欺とか、電話を利用した犯罪が多いものね。
そうなんですよ!
しかも、家の電話よりボタンも多くて何が何やら…。
ボタンか…。
会社にかかってくる電話は仕事の依頼、お客様からの問い合わせ、緊急の用件など重要度の高いものもあって、電話応対は社会人必須のスキルなのよ。
はい…。
まずは基本操作から覚えよう!
では、まず会社の電話機(ビジネスフォン)の基本的な使い方から学ばないといけないわね。
電話の基本操作は「電話をかける」「電話に出る」「通話を保留する」「通話を取り次ぐ」の4つ。この4つの操作をすばやく使いこなせるようになることが電話応対上達のコツよ。はじめはこれらの操作をマスターすることを目指しましょう!
会社の「電子機器マニュアル」を読みながら、二人で練習してみるといいわ。
はい! まずは操作方法から学びます。
今回のポイント
会社の「固定電話機」の使い方や基本の「4つの操作」を理解しよう。経験を重ねながら、スキルアップしていきましょう!
『公式テキスト 令和のマナー検定』では、電話応対の基本的な心構えやコツをさらに詳しく解説しています。P.52「電話」で確認しましょう。
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