[第6話]CC・BCCの違いを理解しよう!ビジネスメールのマナー
今回のテーマ
CCとBCCを正しく使い分けられるようになろう!
取引先にメールを送る坪田くん
坪田くん、〇〇システムさんに来週の打合せについて、リマインドメールを送信してくれる?
承知しました!
―― カタカタカタ……(キーボードを打つ音) ――
久保さん、送信しました!
素早い対応! ありがとう。
どれどれ…。
あれ?CCに田辺課長と佐藤部長がいないけど、どうしたの?
え?
念のため、確認してもらいたい課長と部長はBCCに入れましたよ!
あー、ここでは、CCを使うべきなの。
CCとBCCの違いを理解して使い分けよう!
CC(カーボンコピー)には、メールのやりとりを共有したい、参考までに読んでほしい人を入れるのよ。CCに入れた宛先は、すべての受信者に公開されるわ。
一方、BCC(ブラインドカーボンコピー)に入れた宛先は他の受信者に公開されないから、面識のない複数人に一斉送信する場合に使用したりするわね。
この2つの使い方には注意が必要なのよ。
今回の場合、坪田くんが田辺課長と佐藤部長にも送っていたかどうかは、私が受け取ったメールでは確認ができなかったの。
CCとBCCは似て非なる役割なので、注意して使い分けましょう。
そうなんですね。承知しました。
それから、今回はCCに入れるべき宛先をBCCに入れてしまったけど、この逆の場合は個人情報漏洩などの大問題にもなりかねないから、とくに注意をして送ってね。
うう、怖いですね…。
今回でCCとBCCの違いをしっかり理解しました。次回からはよく確認してから送ります。
今回のポイント
メールを送信するときの宛先にはTO・CC・BCCの3種類があります。目的によって使い分けましょう。
詳しくは、『公式テキスト 令和のマナー検定』(P.59「メール・チャット」)で確認しましょう。
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